ご覧いただきありがとうございます。 木製仏龕：高さ49cm、長さ36cm、幅20cm、 　　　　　重さ4500g 純銅仏像：高さ30cm、長さ20cm、幅14.5cm、 　　　　　重さ1946g 妈祖（媽祖）は、海上安全や漁業の守護神として広く信仰されている中国の民間信仰の神で、特に福建省や広東省を中心に崇拝されています。日本では「媽祖神（マーズシン）」や「媽祖（マーズ）」と呼ばれることもあります。 媽祖の由来： 媽祖は、元々中国の福建省の漳州市で生まれたという伝説があります。彼女の名前は「林默娘（りん ばくじょう）」で、優れた航海技術と霊的な力を持ち、海上で船が遭遇する危険を回避したと言われています。彼女の死後、その功績と霊的な力が称えられ、海上安全を守る神として信仰されるようになりました。 日本での信仰： 日本では、媽祖の信仰は特に中国や台湾の移民の間で広まりました。主に漁業や海運業に従事している人々によって信仰され、海上安全や無事帰航を祈る神として、港町や漁村での祭りや儀式で奉納されることが多いです。 日本では媽祖に関する神社や寺院は少なく、主に中華街や台湾人コミュニティの中で信仰されています。媽祖像を奉納したり、海の無事を祈る儀式が行われることもあります。 媽祖の特徴： 媽祖は通常、女性の姿で表現され、豪華な衣装を着て、手には扇や宝珠を持つことが多いです。また、彼女は海の守護神として、波風を乗り越え無事に航海を終えることを象徴しています。 信仰の広がり： 媽祖信仰は、中国本土をはじめ、台湾、香港、マカオ、さらには東南アジアや日本、アメリカなどに広がり、今でも多くの信者に敬われています。